2007年12月26日水曜日

Q値とC値 家の気密性能

さて、これからは 少し気ままに 思いつくままつづっていきたいとおもいます。

 
 
住宅展示場を見て、気に入ったスタイルはありましたか?
 
多すぎてわからない?
 
 困りましたね

じゃ、あなたの家に求めるものは なんですか?
 
 
たぶん 漠然としていても、こんなだとおもいます。

・冬あったかい家
・冷暖房効率がよい家
・ゴキブリが出ない家
・使い勝手が良い家
・見た目が良い家
・高級っぽそうな家
・全面床暖房の家
・地震に強い家
 
でしょ?
 
ここで、大事なのが、最初に1にも2にも、強度を気にして欲しいのです。
 
 
どこのメーカーも 耐震性や耐久性を謡っていますが、建築基準法をクリアしていれば、ほぼ大丈夫です。
逆に違法建築じゃなければいいですし、昭和55年の新建築法にクリアしなければ違法です
 
 
まず 使い勝手が良い家と、かっこいい家は 相反する内容なので、どっちか妥協です。
 
 
見た目が良い、かっこいいというのは、無駄な装飾が多いことを意味します。
間取りもしかりです。見た目の為に犠牲にするスペースが存在しています
 
 
冷暖房効率がいい家
 
つまり 高気密高断熱のことです。
最近はやり文句ですけど、新築するなら高気密高断熱の家にしてください。 
 
建てたはいいが、寒い、暑いはこまりますよね。
 
冷暖房の光熱費もバカにできません。
 
 
ちょっとぐらい高くても、高気密高断熱にするべきです。
 
で、ここでポント
 
 
軽量鉄骨系の家は、鉄の熱伝導の関係で、木造より寒いのは 、覚悟しててください。
 
 
鉄骨というと、強いというイメージがあるとおもいますが、軽量とあたまにつくと、通常の鉄骨の強度はでていません。
 
 
プレハブ住宅という名前の通り、強度は木造とたいした変わりはないのです。
 
え?! ウソって思うかもしれませんが、本当です。
 
住友林業のホームページみればわかりますが、軽量鉄骨の弱点を的確に書いています。

軽量鉄骨の良い点は、間取りに自由度があること、です。
かなり大空間を作れます。
それは なぜか・・・鉄なので、細くても強度が木より出やすいですし木と同じ太さなら もっと強度がでます。
 
 
間違って欲しくないのは 建築基準法で定めた 強度が100としたら、軽量鉄骨は300じゃないのです
メーカーもコストを意識しているので 100をクリアすればよいという考えです。
これは2X4 ツーバイフォーでも 在来でも同じです。
 
 
最低限 建築基準法をクリアし、かつ 付加価値が付く程度 せいぜい150程度までの強度を持たせているだけです。

 
ですので、材質からくる 強度は確かに 鉄というマテリアルは強いですが、工法と使ってる材料の量からみると
どっちも同じ強度が出ています。
 
 
そして、気密性ですが、2X4に分があります。
 
 
もともと面で柱をつくっていくので、隙間がすくなく、そこに 断熱材と壁紙をはっていきます。
 
最初から隙間がすくないのです。
 
もうひとつ、在来でもパネル工法を取り入れているメーカーも気密はあがる傾向にあります。
 

気密が高ければ、空気が漏れにくいので あたためた空気が逃げにくいのです。
 
 
これを 俗に C値
 
 
と呼びます。

C値が 1を切れば、そうとう優秀です。
 
 
ちなみに我が家も1を切ります。
 
セキスイハイムは C値2 程度で自慢していますが
まだ甘いでしょう。

ちなみに、通常の一般住宅は関東で 5前後です。
 
 

じゃ C値が小さければ あったかいの?

 
 
 
いいえ・・Q値という 保温性を示す数値があります。
 
 
 
これも大事な値です。
魔法瓶と水筒を考えてください
 
 
両者とも、気密がいいですので水は漏れませんよね。
でも、保温力が違う。
 
 
水筒は お茶がすぐさめてしまのに、魔法瓶は、ずっとあったかい。
 
 
これは大事なことです。保温力がよければ冷暖房効率が当然上がります。
 
 
Q値は、窓の面積など密接にかかわってくるので、よくメーカは極端な
窓でテストすることが多いのですが、きをつけてください。
 
 
住宅メーカーに 
この家は C値とQ値どれぐらいですか? 
 
 
ときいて 答えられない営業はパスしたほうがいいですよ。
 
 
それはまじめに気密住宅を作ろうと考えていないのです。
 
 
夏 暑い思いとか 冬 寒い思い したくないですよね。
 
 
C値とQ値 とっても大事ですよ。
 
 
ご参考までに・・

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